とことん活用講座「物語に描かれる日本刀の見方・読み方」開催のご報告
開催日時
令和5年12月3日(日)
14:00~16:00
会場
岡山県立図書館
2階 多目的ホール
参加者
94名
講師
植野 哲也 氏
(林原美術館 主任学芸員)
内容
今回の講座は、林原美術館主任学芸員の植野哲也氏をお招きして、日本刀が登場する時代小説や物語から作家ごとの日本刀の描き方に関する講演をしていただきました。
今回の講座では、まず日本刀の基本的な情報として、日本刀は伝統的な材料・作り方・形をもって定義されること、伝統美術工芸の技と日本文化の結晶であり、外装の拵で所有者や製作者の身分や文化レベルが推察できることを説明してくださいました。また、(登録されている)日本刀は約280万振りあり、その約半数が備前刀で、刀剣の一大産地としての備前岡山の位置づけについても説明してくださいました。
講座の後半では、具体的な作家を挙げて、その作品中に登場する日本刀の描かれ方を比較して解説してくださいました。司馬遼太郎の『新撰組血風禄』や津本陽『柳生兵庫助』、柴田錬三郎『眠狂四郎』など、よく知られている作品を紹介してくださり、登場する刀に着目した解説は、改めて読み直してみたくなる内容でした。
今回は、林原美術館のお守り刀展覧会や備前長船刀剣博物館の国宝山鳥毛の特別公開と時期が重なって多くの方が興味を持たれている題目だったこともあり、大変好評な講座でした。

(お問い合わせ)
岡山県立図書館 サービス第一課 人文科学班
TEL 086-224-1288
FAX 086-224-1208
開館カレンダー
- 土曜日・日曜日・祝日
- 休館日
<閲覧室の開館時間>
火曜日から金曜日 | 9:00-19:00 |
---|---|
土曜日・日曜日 ・祝日 |
10:00-18:00 |
【お問い合わせ先】 |
---|
086-224-1286(代表) |
直通電話番号一覧 |
問い合わせ内容 |
---|
○調べもの相談(レファレンス) ○資料の予約・リクエスト ○貸出期間の延長 ○利用者カードの登録・更新・紛失 ○デイジー図書、対面朗読サービス カウンター:086-224-1288 |
○有料貸出施設の利用 (多目的ホール・情報シアター・ サークル活動室・メディア工房) ○施設見学 086-224-1286 |
○図書の寄贈 086-224-1324 |
○県立図書館以外でのお受け取り 資料 086-224-1287 |