とことん活用講座「がんについて知ろう~胃がん~」開催のご報告
開催日時
令和4年9月10日(土)
14:00~16:00
会場
岡山県立図書館
2階 多目的ホール
参加者
29名
講師
香川 俊輔(かがわ しゅんすけ)氏
(岡山大学病院 腫瘍センター 准教授)
石橋 京子(いしばし きょうこ)氏
(岡山大学病院 総合患者支援センター)
講演の様子はこちらからご覧いただけます。(約84分)
リンク先:
【岡山県立図書館(公式)チャンネル】
配信期間:令和4年10月5日(水)~11月6日(日)
※終了しました
内容
今回のとことん活用講座は、色々あるがんの中でも、特に胃がんに関する講座でした。
まず、胃がんとはどのような病気かという説明がありました。胃がんの発生にはピロリ菌が関係すること、ピロリ菌には誰でも感染している可能性がある(近年は若者の感染率は低い)が、40歳を過ぎると胃がんの発症が多くなること、タバコを吸う人は胃がんになりやすいこと、などです。
次に、胃がん検診の受診が大切であるというお話がありました。バリウムによる胃透視検査と胃カメラによる検査それぞれのメリット、デメリットについて解説があり、胃がんの早期発見には胃カメラが有効であること、症状が出ていなくても定期検診が早期発見につながることなどの説明がありました。
胃がんの治療方法として外科手術、抗がん剤治療、免疫療法を、最新かつ正確なデータ、豊富なカラー画像等を提示しながら説明をいただきました。胃がんの進行具合、転移の程度などにより治療方法を変えたり、組み合わせたりするとのことでした。
最後に、正しい情報を得て胃がんについて考えることが大切であるとお話がありました。まずは主治医、不安があればセカンドオピニオンで確認、胃がんならば日本胃癌学会のホームページや出版物を参考にして治療にのぞむことが大事との説明でした。
講演終了後、石橋京子氏からがん相談支援センターの紹介がありました。質の高いがん医療を提供するために、岡山県内にはがん診療連携拠点病院として岡山大学病院、地域がん診療連携拠点病院として6医療機関があり、相談窓口として患者のサポートにあたっているとの説明でした。
アンケートでは、図書館利用自体が初めての方や初めての講座参加の利用者から、今後も参加したいといったご意見がありました。講座終了後には関連展示の資料も多く貸出しに出ており、大変有意義な講座であったと言えます。
なお、講演に先立ち自然科学班・隈元が、自然科学・産業資料部門の医療情報提供と、がん相談支援センターとの連携展示「がんについて知ろう!」の紹介を行いました。そのほか、会場後方に国立がん研究センターの冊子やリーフレットなど配布用資料を置き、参加者に自由に持ち帰っていただきました。
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